人工大理石や合成石の製造プロセスには、不連続ブロックプロセスと半連続スラブプロセスという2つの異なる製造方法があります。

ブロックプロセスは環境温度で実行されます。 ブロックは硬化後、シートに切断され、調整および研磨されます。  スラブプロセスと呼ばれる2番目のプロセスでは、高温(80°Cから100°Cのオーブンでの硬化)でスラブが直接製造され、このプロセスでは、活性化された過酸化物が使用されます。 

スラブは、主にキッチンカウンター、床タイル、ウォールクラッドなどの高級住宅用途に使用されます。

連続スラブの製造プロセス

この鋳造プロセスでは主にトリゴノックス®93やトリゴノックス 42PRなどのパーオキシエステルと呼ばれる温度活性化された過酸化物により重合が開始され、高温で硬化されます。 このプロセスでは、ゴム型が使用されます。 高度に充填された樹脂配合物を型に流し込み、真空プレスしてから、オーブンに入れます。 ほとんど場合、80°Cで約20分で加熱されますが、より高い温度も可能です。 硬化および冷却後、スラブの厚さが調整され、研磨されてから適切なサイズにカットされます。 主にスラブプロセスには石英が使用され、非常に高い硬度と耐スクラッチ性を備えた最終製品になり、特にキッチンのカウンターなどに最適です。

連続スラブ製造用ヌーリオン硬化剤

過酸化物を使用する場合、80℃〜120℃のオーブンで加熱すると スラブが完全に硬化し、残留スチレン値は非常に低くなります。  これは、硬化後の変形を防ぐために重要です。 パーオキシエステルは、樹脂のポットライフを長くするので、型に流し込むまで十分な時間があります。 ペルオキシエステル開始剤は、金属促進剤と組み合わせて使用されます。 最も広く使用される過酸化物はトリゴノックス 93ですが、これは芳香族生成物であり、分解生成物の1つはベンゼン(少量)です。 ベンゼンの生成を避けるには、脂肪族過酸化物であるトリゴノックス 42PRの使用をお勧めします。 製品の反応性と効率は同等です。

スラブ製造プロセス機器

スラブの製造ラインは、ハイテクミキサー、真空・振動プレス機、少なくとも80°Cで20分加熱可能なオーブンで構成されています。 また、調整、研磨テーブル、およびサイジングサーキットが備わっています。 

不連続ブロックプロセス

これは、炭酸カルシウムや大理石などの材料を約90%使用したプロセスで、 3 x 1.2 x 1.5 mの大型木製型を使用します。 木型の流し込みには、主に自動充填/樹脂混合ユニットが使用されます。 必要とされる湿潤剤およびレオロジー添加剤の他に、過酸化物を活性化する促進剤が練りこまれます。 通常、ブロック内のピーク発熱は約65°Cで、 収縮後の亀裂を防ぐためにブロックは数週間型内に保持され完全に硬化されます。

ブロックプロセス用ヌーリオン硬化剤

ブロックプロセスには、ブタノックス®M-50などの標準MEKPが使用されますが、 適切なピーク発熱と十分な硬化を得るために、トリゴノックス 61(夏期)およびトリゴノックス63(冬期)などのMEKPとAAPのブレンドも使用されます。

ブロック製造プロセス機器

高密度に充填された樹脂を取り扱うことができるミキサーが必要とされます。また、ミキサーには真空脱気機能も備わっている必要があります。 型は、合板でつくられています。 硬化したブロックは、シートに切断されてから厚さが調整され、研磨後、最終的なサイズに切断されます。